データからみる外食産業 [2016年2月]概況

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■ 2016年02月市場動向調査(平成28年3月25日発表)

 
       
<外食市場2月の動向>
うるう年の1日増で、売上は3ヵ月連続して前年を上回る
<全体概況>
 今年の2月は、うるう年のため営業日数が前年より1日多く、外食の売上を約2~3%押し上げた。日によって寒暖の差が大きく一部客足に影響もあったが、ファーストフードが概ね好調、ファミリーレストランも前年を上回って推移したことから、全体の売上は3ヵ月連続して前年を上回り105.5%となった
 
<業態別概況>
■ファーストフード業態
全体売上は109.6%と前年を上回った
「洋風」は、昨年の異物混入問題からの回復に加え、各社キャンペーンメニューが好調で売上は大きく伸び116.3%となった。「和風」は定食メニューが好調で、売上は107.8%。「麺類」は、前月ほどの伸びはないが売上は103.9%と堅調、「持ち帰り米飯・回転寿司」は、値引きセールは好調だったものの100.5%とほぼ前年並み。「その他」は、アイスクリームが寒暖の差などで不調だったが、カレーは堅調に推移し、売上は105.1%となった
 
■ファミリーレストラン業態
営業日数増を主要因として、売上は102.7%と前年を上回った
業種別では、「洋風」は、比較的客単価が低めの店が牽引して売上101.5%、「和風」は、折り込み広告などの販売促進が奏功した店もあり102.8%、「中華」はクーポンの配布やメニュー改定による客単価上昇で売上102.1%、「焼き肉」は、ファミリー需要を中心に客数が増え、売上は108.5%と好調に推移した
 
■パブ・居酒屋業態
「パブ・ビアホール」は、キャンペーンイベントが好調な店もあり、売上は102.6%となった。「居酒屋」は店舗削減の影響で、売上92.3%と引き続き前年比減が続いている
 
■ディナーレストラン業態
引き続き大型の新店が好調で、売上は106.4%となった
 
■喫茶業態
暖かい日に集客が上がった店もあり、売上は103.2%と前年を上回った
 

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